東洋医学的視点からみる熱中症予防・対策法

間もなく梅雨明けの時季ですが、

連日、猛暑日のニュースが続いていますね。

 

とはいえ、ランナーにとっては、ウルトラマラソンやトレイルラン、

トライアスロン等のシーズン真っ盛り。

 

 

秋以降のフルマラソンの当選も決まり、

夏場にどのようなトレーニングが積めるかが

大きな結果の違いが出るのも悩ましいところではないでしょうか。

 

本日は、

東洋医学に絡めた「熱中症になる理由と予防・対策法」についてお話させて頂きます。

 

熱中症とは?

熱中症は、運動や暑熱から起こる体の障害の総称で、

なかでも熱射病や日射病と呼ばれているものは、重症の熱中症のことです。

 

軽度な熱中症である、“熱失神・熱けいれん”の症状としては、

大量の発汗・めまい・立ちくらみ・こむら返り等です。

 

頭がボーっとしてきたり、クラクラする症状が見られたら、

休憩とミネラル分を含んだ水分補給を摂りましょう!

 

 

東洋医学的見地から観た熱中症になる理由

1、湿邪

日本には四季があり、

日本人は季節に合わせた体質を本来備えています。

 

1年のうちで、代謝が一番良い時季は、

どの季節だというイメージがありますか?

 

 

正解は、冬です!

 

 

夏のイメージをお持ちの方もいるでしょうが、

既に外気が暑いので、

身体の内側から熱を出す必要がない時季なのです。

 

ということは、基礎代謝量が少ない時季が夏です

 

東洋医学では、

湿度の高い時季になると、

湿気は汗腺をおおい、汗を出にくくすると言われています。

 

皮膚表面が濡れているので、

汗をかいてるような氣になってしまう、

ということですね。

 

そんな時こそ、ランニング等の運動をして、

正式に汗をかくことがとても大事ではあるのですが、。

 

この時季には「湿邪」に侵されることも多く、

水分代謝の悪い人は湿を溜め込みやすく、

頭痛や吐き気、食欲不振や頭が重だるくなるような症状を

訴える人が多くなるのです。

 

2、飲食の摂り方

また、もう1つの体調を悪くする要因は、

飲食の摂り方です。

 

暑く湿度も高いと、冷たいものを多く摂り過ぎがちになります。

 

その割には、実は、この時季は代謝は悪い時なのです。

 

すると、身体に水分が溜まり過ぎたり、

冷たいものの摂り過ぎで、身体全体が冷えてしまいます。

 

身体の外側が暑くて、内側が冷えている状態。

 

これは、確実に身体を壊す状況ですね。

 

 

熱中症にならないための対策法

では、やらなければならない対策は3つ。

 

①身体の表面を冷ますこと

 

身体の表面を冷やすには、エアコンや水浴び、

といった外からの冷たい刺激もありますが、

 

特に良いのは、運動により身体を温めて汗を流し、

表面に汗が出ることで、

気化熱で皮膚表面が冷えてくる状況をつくること

 

また、夏場のランニングコースでは、

水を被れたり、肌に水をかけられる設定にして、

気化熱を利用して、身体を冷ます。

 

 

②身体の内面を温めること

 

冷たいものを飲むときは、出来るだけゆっくりと口に含んで、

少し冷えを口内で緩和してから飲み込むようにする。

そうすることで、内臓を冷やさずに、

内臓の機能を保つことが出来る。

 

そんなに暑くない時は、

出来るだけ氷入りの飲み物や、

冷えた飲み物を避け、常温の飲み物を飲むようにする。

 

逆に室内にいる場合なら積極的に温かいものを摂取すること

 

 

③身体を温める性質の食材を摂取すること

 

食材の性質として、カラダを温める食材としては、

しょうが、ネギ、唐辛子、にんにく、ニラ、等の摂取、

 

湿を取り、胃腸を補うとされる、

お米、長芋、かぼちゃ等の摂取を心がける。

 

 

 

まとめ

熱中症は6月末から増え、ピークは7月末と言われています。

 

予防としては、5月頃から意識し始めることが大切です。

 

①身体の表面を冷ますこと。

 

②身体の内面を温めること。

 

③身体を温める食材を摂取すること

 

この辺りの生活習慣を心がけた体調管理をしてくださいね。

 

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