【恩返し】
私が20代の頃から「将来叶えたいこと」として、心の中にあったこと。
将来、何をやりたいのか?
どんなふうになりたいのか?
10代、20代と、なかなか頭に浮かぶものがなく、「夢がない」自分に引けめを感じていました。
ただ、私には好きなことがありました。
【スポーツ】
幼稚園の時に、速く走れることが嬉しくて、
小学生の頃から始まった【校内マラソン大会】で、
自分の誇れるもの、自信になることを発見しました。
小中は野球。
レギュラーで、身近な所では出来る方だったけど、
将来を観たときに、周囲を広く見渡すと、そんなに自信が無くなりました。
高校では心機一転、陸上部で長距離にいざチャレンジ!
スタート時は華やかでしたが、
高みを目指すも、周りの基準の低さに、自分の心も何となく妥協してしまい、
周りを巻き込めなかったリーダーシップのない自分の弱さを体験しました。
大学への進学。
高1の時は体育系の大学を夢見るも、
陸上の記録の低迷と同時に自分に対する自信がもてず、妥協して「文系」に”とりあえず”選択する。
でも、そんな自分を変えたくて、環境を変えるために選んだのが「関西」
お笑い芸人の、
「一瞬で人を笑顔にするコミュニケーション」
に、今の自分に足りない部分を、魅力的に感じました。
様々な要因が絡み京都へ。
中学時代の友人の影響で、何かを変えるために【トライアスロン】にチャレンジすることに。
水泳は体育で最も嫌いで、競技自転車も全く興味はなかったけど、
トライアスロンにある種目だから、やってみた。
水泳は泳げないところから我流で週6日、とにかく泳ぐ時間をつくった。
自転車は、大学の寮で出逢った仲間に誘われるがままに入ったら、名門の自転車競技部だった!こちらも週6日。
トライアスロンを通して人脈が100倍以上に拡がり、世界を巡る経験を通して、
自分の中にあいまいだった価値観が形成されていった。
貧乏学生スポーツ選手が、
とにかく前を向き一生懸命努力することは実行し続けれるようになっていると、様々な人達から応援される人になっていた。
今振り返ると、有り難くて涙が出る溢れてくる。。。
(今、本当に涙出てます)
佐渡島のトライアスロン出場のために、夜行を乗り継いで来島し、現地で初めて出逢った年上のアスリートの方は、
「俺と一緒の時は、財布はいらないから」
と、格好良すぎるセリフでご馳走になった。
私もそんな大人になりたいと思った。
大学休学して那須でバイト生活をしていた頃、バイト先のおばちゃんが、
「これ、後で食べな」
と、貧乏学生には手が出ないスーパーの”お寿司”を買っておいてお土産に頂いた。
彼女に嬉しい報告をするためにかんばろう!と思えた。
復学した大学4年の時の住まいは居候(いそうろう)。
向かいの小学生が、私のトレーニングに出かける姿をいつも観ていて、
「お兄さん格好いい!」
と言ってくれてて、ある時その子のお母さんから、
「あの子は、お兄さんみたいになるのが夢だと言うようになって、運動嫌いだったのに自ら走るようになったんです!」
と嬉しい報告を頂いた。
私が人の夢に、役に立てたのだ、と本当に感激した。
私はスポーツを通して、
自分の将来成りたい姿、
人の為にがんばることの素晴らしさ、
本氣で努力することが、人の心を動かし、夢を与えられるけとになることを知りました。
何より、
全く夢や将来像がなかった私が、
スポーツを通した体験と出逢いの中から、
私がやるべき使命、ビジョン、志、夢、といったものが明瞭になってきました。
私はスポーツや運動を通して、社会に、次世代の人達に向けて、これまでの恩返しをしたい!
そんな志だけをもち、
立ち上がった私の行動に一緒に動いてくれてる人達にも恩返しがしたい!
私が今、とっても成し遂げたいこと。